Global Robot Academia 2014年度活動報告

  • Italy-Japan Workshop2014 「Robot Co-Worker」開催報告

12月11日に在日イタリア大使館との共催によりItaly-Japan Workshop2014を開催いたしました.
今回で第10回目となる“Italy-Japan Workshop”は早稲田大学GRA(グローバルロボットアカデミア)と在日イタリア大使館,イタリアSSSA(聖アンナ大学院大学)が主体となった国際ワークショップであり,日本・イタリアなどの世界的に著名なロボット研究者を招待し,相互にロボット関連の研究や文化の紹介,情報・意見交換を行っております.現在ロボット研究には医療、福祉、エンターティメント、宇宙開発など幅広い応用へのニーズが高まっておりますが,今回はその中でも,人間と共に働くロボット,特に“Environment monitoring”, “Agriculture”, “Industry” をテーマとして講演を行いました.講演は英語で行われましたが,講演発表には動画も多く,世界的な研究を直接見ることができる貴重な機会となりました.また,早稲田大学の各ロボット研究室による研究紹介ブースなども併設し,早稲田大学で研究されている様々なロボットを見ることが出来ました. 当日は,97名の方にご参加いただきました.ご講演頂きました先生方,参加者の皆様に感謝申し上げます.

 

  • グローバルロボットアカデミア・実践型ロボット学創成事業シンポジウム「ロボット学の創生」開催報告

11月1日に「日欧交流を基軸とした若手研究者相互派遣による実践型ロボット学創成事業」との共催によりシンポジウム「ロボット学の創生」を開催いたしました.
当日は来賓の東京大学 森 武俊先生から生活空間へのセンサの組み込みによる「みまもり」の実現,株式会社ハイボット Michele Guarnieri先生からベンチャー企業での移動ロボットの開発,産業技術総合研究所 中岡 慎一郎先生からヒューマノイドロボットのモーション作成法といった各先生方の研究・開発においての課題設定,解決策の模索,試行などのご経験を通じ,ロボット学の創生へのご提言を頂きました.
さらにGRAのメンバーであり,「実践型ロボット学創成事業」を通じて海外派遣の経験を持つ山崎 望,松山 洋一の両名から海外派遣から得られた経験の各自の研究への活用に関し講演させていただきました.
当日はあいにくの雨模様となりましたが,69名の方にご参加いただき,盛況のうちにシンポジウムを開催することができました.ご講演頂きました先生方,参加者の皆様に感謝申し上げます.